臨済宗妙心寺派報恩寺だるま寺

千葉県佐倉市にある臨済宗妙心寺派のお寺です。

報恩寺

報恩寺

恩寺は山号を大雄山と言い、臨済宗妙心寺派のお寺です。千葉県佐倉市にあり、県内では数少ない臨済宗寺院です。創建は14世紀前半(1350年頃)です。ご本尊は釋迦牟尼佛をお祀りしています。開山は夢窓国師。開基は志津次郎胤氏です。 


窓国師は鎌倉時代の高僧で、別名『七朝国師』とも呼ばれ、七人の天皇から国師号をもらう程であり、京都嵐山の天龍寺や、山梨塩山の恵林寺の開山でもあります。

基の志津次郎胤氏は千葉の分家である臼井氏の分家、志津氏一族であり、鎌倉時代の武士です。両親の恩に報いる為に志津城の脇であるこの地に報恩寺を建てました。その為、報恩寺の寺紋は千葉氏の家紋である九曜星です。 

 寺紋『九曜星』

堂は太平洋戦争の末期昭和20年にB29による下志津空襲により焼失してしまいましたが、本尊の御釈迦様は抱えて逃げたので無事でした。今の本堂は報恩寺14代目住職である博庸和尚が檀家さんの寄付を頂きまして昭和59年に再建されました。